かる@私学教員の勉強法ブログ

私学教員・元塾講師である私が中学生の勉強法について話します

【中学 国語】短歌や俳句はどのように勉強すればいい?現役塾講師がまとめてみました

 

こんにちは!かるぅです。

みなさんは短歌・俳句を普段から詠んでいますか?読んでいる人はかなり少ないと思います。

かく言う僕も普段からは読んでいません(笑)


今回はそんな短歌・俳句を高校受験にフォーカスして話したいと思います!単元別勉強法第5弾です。

僕がおすすめするのは囲い込み学習です。いったいどんなものなのか見ていきましょう。

 


短歌・俳句の学習のゴールは?

どのように勉強するか、の前に何を目的とすればいいのでしょうか。

どんな勉強でもそれは必要ですが、受験での配分が少ない短歌・俳句はより明確にしておきたいところです。

ズバリ、短歌・俳句は情景を理解することです。

これが最も、と言うよりこれさえ出来れば大丈夫、位の感覚です。情景を読み取れることより、よく出る問題の情景を理解しておきましょう。

 

 

囲い込み学習とは

では、早速囲い込み学習について説明していきます。あ、ちなみに僕が言っているだけです(笑)

何度も言っているからには普通の勉強法とは違います。

普通なら短歌・俳句を詠み慣れ親しむことから始め、人物の名前を覚えたり情景をイメージしたりします。

しかし、「囲い込み学習」では少し違います。

まずやるのはどのような情景をイメージしている短歌が多いのか、を知ります。

受験を意識するのであれば頻出事項を学ぶのです。

この学習法のメリットは短期間で終えることが出来ることです。

もちろん受験前に確認することは必須ですが、長い時間をかけて多くの短歌・俳句を詠むことはなくなります。

一方で、広く学習出来る訳ではないので学習外の問題には対処しにくくなります。そこは自分の力量と相談するしかありません。

 

 

具体例を見ていこう

いきなりは意味が分からないと思うので、少し例を紹介したいと思います。

普段の勉強では、学ぶ内容がどのようなものであるのか、本質は何なのかを知ってから学習が始まります。

もちろん、その方法が良い人もいますが、短歌や俳句においては実際の詩の内容から学びます。

 

例えば、『古池や蛙飛こむ水のおと』という俳句があります。これは有名ですよね。

この詩は『古い池にカエルがが飛び込む水の音が聞こえた』という景観を詠んだ歌です。

囲い込み学習では、この詩の意味を理解した上で、基礎を学んでいこうというものです。

 

 

なぜ効果的だと考えるのか

まず第一に、僕自身がそれで成功したからです。これは一番の自信に繋がっています。

そしてなによりも大事なのは、古典に関係していることを頭に入れておくことです。

古典は正直、別の言語だと思うくらいでいいです。

そして、別の言語、例えば英語ならば単語を覚えることから始めていきますよね。

 

古典の中では英単語は俳句や短歌、文学作品の理解です。

内容の理解をしているだけで、何倍も読みやすくなり、知らない古典単語も想像がつきやすくなります。

少し話がそれましたが、俳句・短歌においても同じです。

特に、俳句・短歌は定期テストで出てくることがほとんどです(作品内でもありますが)。

そのため、内容理解=テスト勉強になるのです。

 

 

最後に

普段目にする機会が少ないからこそ、普段と違う勉強法が生きてきます。

ぜひ、この回り込み学習を実践してみてはいかがでしょうか。

 


それでは!