かる@私学教員の勉強法ブログ

私学教員・元塾講師である私が中学生の勉強法について話します

【学習塾】塾講師を始めたいけど不安??どのような仕事をするのかやポイントなどをご紹介!!

 

こんにちは!かるぅです。

突然ですが、塾講師という仕事についてどう思いますか??


僕は大学卒業まで塾講師として働いていたのですが、塾講師は楽しくもあり大変でもありました。

以前、塾講師をやることのメリットとデメリットについて記事を書きました。

今回は実際に塾講師をやろうと思っている人や既に塾講師になった人のために、仕事内容ややりがい、業務上の注意点やコツなどを話していきたいと思います!!

実際に指導することをイメージできるような記事になっているので、マニュアルのようにも使えるはずです!


もうすぐ新生活が始める大学生はアルバイトの候補としていかがでしょうか。

 


塾講師はどんな仕事をしているのか

塾講師は学校の先生とは違い、業務の数は少ないです。

しかし、教えることだけかというとそうでもないのです。

塾講師には以下のような業務があります

 

  • 教科指導
  • 試験や受験の指導
  • 授業準備や質問への対応
  • 塾運営に関わる事務
  • 教室の清掃や整備

細かいことを含めるともっとあります。

また、それぞれの塾や役職でも変動します。


教科指導

基本的には、塾で使用する教科書で講義をします。

1コマ1時間~1時間半としているところが多いです。

時給が発生しているのはこの時間でしょう。


学校とは違い、アクティブ・ラーニングを実践するのは難しく、一方的になりがちです。

そこをいかに工夫してできるかが腕の見せ所であると言えます。


試験や受験の指導

これは補助塾ではなく進学塾が主に行います。

高校受験や大学受験の対策を行うため、学校で学習することとはかなり違います。

実際に受験を経験している大学生や何年も受験を研究しているような講師が担当することになります。


入試問題を解説できるだけの学力が必要になります。


授業準備や質問への対応

教科指導や受験指導をする前にしっかりと準備しておく必要があります。

この時間が業務に含まれるかどうかは働く塾によるため、確認しておく方が良いです。

ただし、業務としての命令ではなく自主的に行わなければならないとがほとんどなので、就業時間に含まれないことが多いかもしれません。


また、ラインやその他のSNSを活用していつでも質問できるおうにしている塾も増えてきました。

受験生は切羽詰まっている子もいるので、できるだけ対応してあげるよう心がけると良いですね。

僕は対応できない時間をあらかじめ伝えておいています。

生徒との信頼関係が生まれる重要な業務になります!!


塾運営に関わる事務

これはアルバイトとして塾講師をやるなら経験することはないでしょう。

経理や固定費の支払い、生徒状況の把握や年間スケジュールの作成など、挙げればたくさん出てきます。

フランチャイズしている塾ではイベントなどもあるので、その準備もあります。


責任が伴うので、正規雇用された場合や事務職員が行うことが多いです。

個人塾であれば全て塾長がやっているかもしれないので、手伝わされることもあります。


教室の清掃や整備

生徒たちに気持ちよく勉強してもらうには、環境も大事です。

ゴミが落ちていたり壁が汚れていたりすればやる気は減ります。

教室を綺麗にしたり、備品を整えておいたりすることも大事な仕事です。


Amazonでは定期便があるので、よく使うチョークやコピー用紙などを登録しておくとよいでしょう。

 

 

塾講師のやりがい

塾講師は、なんといっても子どもたちの成長を間近で見られることが大きなやりがいでしょう。

最初は内気で勉強自体もそこそこだったのに、卒業する頃にはたくさん話すような子に成長しているのを見るだけで幸せになります。

 

さらに卒業後も塾に来てくれたりプライベートでも交流があったり、長く成長を見ていられます!

しかし、これは学校の先生も同じですね。(笑)


せっかくなので、塾講師特有のやりがいも話しておきましょう。

それは、授業に集中できることです!!

学校では校務分掌という仕事がたくさん割り振られますが、塾講師にはありません。

運営に必要なことは事務職員がやってくれるので、子どもたちの授業や生徒対応だけをやる場合が多いです。


学校と塾講師で悩んでいる方の多くは業務の量や子どもたちとの距離感についてであると思います。

塾講師は業務が少なく子どもたちとの距離は近いです。

それをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかはあなた次第ですので、よく考えた上で決断して下さい!

 

 

塾講師をやる上で気をつけること

講師は教員免許を持っている必要はありません

だからこそ、学校の教員のように振る舞うのは良いと言えません。

先ほど、子どもとの距離が近いという話をしましたが、それはよりプライベート的であるということです。

心の距離は学校の先生のほうが近いはずです。

そこをはき違えないように、適度な距離で接することも必要です。


また、授業計画もしっかり立てましょう。

ただ教科書を進むだけでなく、別の問題集や過去問を使うタイミングはあらかじめ決めておくとよいです。

何年かやっていると進め方が染みついていきますが、そこまでは計画が必要です。


それに加えて、教科を引き継ぐ場合はそれまでどのような指導をしていたのか確認します。

平たく言えば、塾の方針を知っておくということですね。

休会している子が復帰した際、授業方法の違いで戸惑ってしまうこともあります。

全く同じようにやる必要はありませんが、ある程度参考にした上で自分の授業をしましょう。


その他分からないことは塾長や先輩に必ず聞きましょう。

また、ここのコメントやDMなどで質問していただければお答えするので、塾講師を始める前でしたら僕の所へどうぞ!!

 

 

塾講師をやる上でのコツやポイント

再三言っていますが、塾講師をやるのに資格が必要ありません。

しかし、子どもを預かり勉強、必要があれば道徳や常識を教えるなど教育現場ではあります。


そのため、最低限の教育学の知識があると良いですね。

もちろん、補助塾か進学塾かにもよりますが、進学塾に勤める場合は進路関係などもしっかりと準備をしましょう。

僕は進学塾に勤めていたので、1コマの授業に対して1時間以上の準備をしていました。


実際に塾講師として働き出すと、いろいろ悩むことがあると思います。

その時は、必ず先輩や上司に相談しましょう。

塾講師が相手にするのはお客さんではなく児童・生徒です。

心も体も発達段階ですので、根拠のない言動は避けるようにしましょう。


また、最初は授業が上手くいかないもんです。

授業がスムーズにできなかったり子どもたちの反応が良くなかったりしても、決してめげてはいけません。

話し方や授業の進め方は場数を踏めば上達しますし、子どもたちとの信頼関係を築けば反応も返ってきます。

1年くらいは練習の期間だと思っていろいろやってみましょう!!

 

 

塾講師と学校教員の違い

やはり、大きいのは教員免許の有無と業務内容でしょう。


学校は子どもの人生を預かりますが、塾では勉強を教えるのが仕事です。

たまに、塾講師をやる人は教師を目指している人が多いと言われますが、そんなことはありません。

数学が得意な人が、その知識や経験を生かして仕事をできる場所になったり、接客はしたいけどたくさんの大人相手が不安だったりする人もいます。


また、学校の教員は非常に専門的で多くの業務をこなします。

授業だけでなく、保護者対応や部活動、行事の運営など数えきれません。

それら全てが子どものためです。

しかし、塾講師は主としての業務は授業をすることで、前述した他の業務は一般職でもやる可能性があるものです。

 

同じように感じる塾講師と学校教員の違いを知った上でどちらを選択するのか、他の仕事を選択するのか決めるのも良いでしょう。

現在大学生ならば、教職課程を履修しつつ塾でアルバイトをすることをおすすめします!!

 

 

塾講師をやっていて良かったこと

塾講師を4年近くやり、コミュニケーション力が身についたこと人脈が広がったことが良かったと思います。


コミュニケーション力については、特に人前で話すことになれることができました。

教師を目指している人はもちろん、就職すればプレゼンなどもこなさなければなりません。

その時、緊張せずに喋られるようになります!


人脈について、人脈というと誤解されているかもしれません。

塾では少人数のお客さまと、2・3年近く関わります。

子どもだけでなく、保護者や説明を聞きに来て下さる方とは長い付き合いになるのです。

また、昔塾に通っていた生徒が遊びに来てくれたり講師として来てくれたりします。

その子らが将来活躍することが楽しみです。

 

 

アルバイトするなら塾講師はおすすめ

いかがでしたか。

塾講師は大変なこともありますが、メリットややりがいはとても大きいです。


もしアルバイトを探しているなら、塾講師がおすすめです!!

将来教師を目指していない人でもぜひ!


どんな塾が良いのか、どのように選べば良いのか不安な人はぜひコメントやDMで相談してください。

 


それでは!