かる@私学教員の勉強法ブログ

私学教員・元塾講師である私が中学生の勉強法について話します

音読のやり方が分からない??効果的なやり方を教科別に解説します!

 

こんにちは!かるぅです。

みなさんは、音読の大切さを知っていますか?

 

音読は、小学生の頃によく宿題で出されていたと思います。

しかし、意義を理解せずに、適当にやっていてはもったいない!!

そこで今回は、音読の意味について触れつつ、どの学年でも効果的にできる方法を、教科別に紹介します!

 

この記事を読んで音読をマスターしましょう!!

 


音読とは

さて、やり方を解説していく前に音読がなんなのかについて話したいと思います。

「そんなの知っているよ」という人も、その考えが正しいのか、是非一度読んで下さい!


ズバリ、音読とは耳からも学ぶことです。

少なくとも僕はそう思っています。


勉強と言えば、ひたすら書いたり黙読したりするイメージがあると思います。

それだけでなく、五感のうちの聴覚も勉強に取り入れるのです。

目だけでなく耳からも情報が入るので、勉強の効果が増加します。


これだけ聞くと、全部読めばいいのかと思いますがそうとも限りません。

先に申し上げたとおり、効果的に出来る方法をご紹介します!!

 

 

国語では詩と短歌・俳句

まずは国語からです。

国語こそ音読が必要そうですが、2年以上国語を指導してきて分かったことがあります。

それは、音読するのは詩や短歌・俳句のみでいいということです。

以外に思うかもしれませんが、本当です。

 

このように感じた理由は二つあります。

まず一つ目は、小説や随筆、論説文は本文に書いてあることが大事で、感情を理解する必要がないことです。

これは予備校講師でも仰っているかもしれません。

 

国語は書いてあることを考えるのです。

むしろ、感情を理解するために音読を繰り返すことで、本文では意図していないことまで想像してしまう危険もあります。

このことから、小説や随筆、論説文は音読する必要がありません。


二つ目は、詩や短歌・俳句は韻や隠された情景を読み取る必要があるからです。

例えば、『古池や 蛙飛び込む 水の音』という俳句は、文字で見れば「池にカエルが飛び込んでいるのだな」と感じます。

 

しかし、声に出してみて下さい。

カエルが池に跳びこむ程度の水の音が聞こえるということは、それだけ周りが静かだということ。

それが体言止めで終わっているので、声に出すことでその静かな雰囲気と音、深さを感じることが出来ます。


このように、国語の中でも詩や短歌・俳句を音読することをおすすめします。

 

 

数学と理科は問題文を声に出そう!

次は理系科目、数学と理科です。

これはあまり音読をするイメージはありませんが、以外と大事かもしれないポイントです。


ここで音読するべきは問題集や入試過去問などの問題文です。

なぜなら、数学も理科も問題で問われていることを理解することが必要だからです!

どれだけ計算力があっても、理科的知識が豊富でも、言われていることが分からなければ問題が解けないですよね。

だからこそ、国語力を付けて完璧にしましょう!!


ただし、これは得点力が上がらない受験生におすすめです。

 

 

英語は言わずもがな

最後は、最も音読を必要とする英語についてお話しします!

英語は、長文も単語もかならず音読をして下さい。

これは学校の内容も入試も、全てにおいて役に立ちます。

最初に言ったとおり、耳からも情報を入れられることが音読の意義です。


まず、単語や文法は書きながらぼそぼそと喋りましょう。

もちろん、図書館などで勉強をしている場合は配慮して下さいね。

意識的に頭に入れるより、「書くこと+声に出す」に変えることが最も効果的です。


そして、最も大事なのは長文です。

長文で音読をするのは、読み方を覚えるためです。

英語は、単語や文法さえ知っていれば簡単な国語です。

あとはどれだけ早く正確に読めるかが大事になってきます。

 

入試などでは、問題を解くために読んでいますが、一度解いた後に全体を止まらずに音読してください。

これを行えば、相当長文読解力がつきます。


英語だけは音読が比重が重いです。

毎日欠かさずに行うことで、確実に力がつくはずです!!

 

 

最後に

いかがでしたか。

今回は社会について言及しませんでしたが、研究をしてよい方法が見つかれば追記していきます!


音読は簡単にできる勉強法です。

サボらず続けたときの効果は絶大!!


この記事はもちろん、他にも音読について話している記事があるので、そちらも読みながら音読を取り入れて下さい!

 


それでは!!