こんにちは!かるぅです。
前回、数学としての勉強法をご紹介しました。
ですが、全体を考慮しており僕が伝えたいことを全部伝え切れた訳ではありません。
そこで!
今回から数学の分野別に勉強法を話していきたいと思います!
今回はその最初の記事として「数と式」の単元を解説していきます。
数学の基礎である計算をどのように学習していくのか、この記事を読んでぜひ学んで下さい!
この単元では何を学ぶのか
数と式の単元では、その名の通り数に関する計算や文字を使った式の計算をします。
算数とは違い、正負を考えなければいけなかったり公式を使って計算したり、難しくなります。
小学生のうちにある程度の計算能力を付けておくことが大事でしょう。
現在小学生のお子さんがいらっしゃれば、四則演算と分数・少数の計算はマスターさせておくと良いです!!
では、具体的に何を学習するのかを見ていきましょう!
正負の数
まず中学1年生で学習するのは正負の数です。
これは符号のついた数で、0より大きい数を正の数といい、「+」の記号を付けます。
また、0より小さい数を負の数といい、「-」の記号を付けます。
このような数では数直線を使って考えることができます。
詳しくは別記事で解説していくので、しばらくお待ち下さい!
文字と式
中学1年生ではもう一つ、文字と式を学習します。
まずは例題から。
1個100円のケーキをX個買ったときの値段はいくらでしょう。
1個買えば100✕1、2個買えば100✕2と表します。
これをX個買うときは100Xと表し、ケーキを買った個数の全ての場合を表すことが出来ます。
このように、数量を文字を使って表し考えるのがこの単元です。
表し方や計算など、詳しくは別の記事でも解説します!
式の計算
中学2年生になると式の計算について学習します。
これは単項式や多項式、それらが混ざっている式の計算について学びます。
分配法則を使う問題や同類項をまとめる計算は大事な基礎なのでしっかりと学習しましょう。
また、与えられた式の文字に数字を代入して考える問題や等式を変形する問題もあります。
これらは方程式にも関わるので、難しいときは方程式を先に学んでも良いでしょう。
乗法公式
中学3年生では多項式の計算を学習します。
タイトルにある乗法公式とは、その単元の最も大事なものです!!
ここでは単項式と多項式の展開ができるようになることが目標です。
それらの計算を楽にするために覚えるのが、何度も言う乗法公式です。
これらはただ計算できれば良いわけではなく、複雑な式のなかでその形を見つけたり証明問題で応用されたりします。
どのように勉強すれば良いのかはこのあと解説します!
因数分解
中学3年生ではもう一つ、因数分解を習います。
因数分解とは、多項式など和で表されたものを積にすることをいいます。
中学校ではそのうち主に2つを習います。
それが共通因数による因数分解と乗法公式を利用した因数分解です。
展開と同じように、複雑な式の中で分解できる場所を見つける練習が必要です。
どのように勉強すれば良いのか
結論から言うと、ひたすら問題を解くことです。
試験などで求められるのは計算の正確さとスピードです。
その力を付けるためにはとにかく数をこなすしかありませんね。
ということで、ここではそのひたすら解く方法と効率の良いやり方をお話ししていきたいと思います!!
①参考書と過去問
まずは使うべき問題集についてです!
参考書などは人によって使いやすさは変わると思うので特に紹介はしません。
強いて言うなら、高校入試対策と書かれているものが良いでしょう。
計算ドリルなどは無駄に長いため、あまりおすすめしません。
そして、問題集と同時にやって欲しいのは過去問の計算問題を何年分もやることです!
これのメリットは、入試対策が同時にできることです。
自分の受験する自治体にどのようなレベルの計算問題が出るのか確認してから、それに合わせて問題集を選ぶといいでしょう。
さらに、47都道府県すべての過去問をやればさまざまなタイプの問題を経験できます!
すべて購入するのは大変なので、ツイッターのDMやコメントなどで無料でダウンロードできるサイトを紹介するので必要な方はお声がけ下さい!!
②いつから始める?
計算能力は数学において必須の能力なので、早ければ早いほどいいですね。
ただし、1・2年生では友達と遊びたかったり部活動で忙しかったりするでしょう。
さらに、早く始めるとそれだけ継続しなければいけないため、挫折してしまう危険性もあります。
それらを考慮すると、2年生の2月頃から始めるのが最も良いと思います。
2月は、公立入試がある月です。
塾や学校でも、どのような問題が出題されたのか話題になります。
さらに、先輩から話を聞いて本格的に受験を意識し出します。
この時期から始めれば、飽きることなく続けられるのではないでしょうか。
さらに、もし全ての都道府県の過去問5年分をやるのならば毎日1自治体1年分をやるとだいたい8ヶ月くらいかかります。
11月には基礎計算能力は完璧であって欲しいので、余裕を持たせられるはずです。
それに、すべてやる必要はないので、問題集と並行してやってもちょうど良いでしょう。
大事なのは、一日に行う量ではなく、少なくても良いから毎日やることです!!!!
おすすめの参考書
さきほどは紹介しないと言いましたが、最後に僕が使っていた参考書を載せておきます。
参考書の選び方や自分に合った参考書が分からない方はぜひ参考にしてみて下さい!!
①過去問
まずは過去問からです。
僕が使っていたのは、とても有名な「声の教育社」さんから出ている過去問です。
さまざまな出版社が出していますが、問題の見やすさや解説の分かりやすさからこちらをおすすめします。
東京都立高校(2023年度用) 7年間スーパー過去問 (声教の高校過去問シリーズ) [ 声の教育社編集部 ] 価格:1,100円 |
これは7年分という大容量に加え、入試情報や応募状況、出題と傾向まで載せてくれています!
リスニングCDもついてくるので、法人でも個人でも問題なく使うことができます。
ただ、量が多いからこそ余白が少なくなり見づらいところもあります。
数学などは計算用紙を用意したり、少し大きめにコピーしたりしましょう。
②参考書
次に、計算練習のために使っていた参考書を紹介します。
まず一つ目は、「くもん式」です!
【中古】 中学数学の総復習 第2版 3年間の基本事項総チェック くもんの高校入試数学完全攻略トレーニング1/くもん出版 【中古】afb 価格:400円 |
なんといっても、問題数の多さが魅力でしょう。
計算問題は1ページに20~25問くらいあります。
さらに、3段階に分かれているので何度か復習することもできます。
ただ、計算問題のみでないので、入試対策として使う参考書であることは忘れないようにしましょう。
もう一つは”0からやりなおす”ためのものです。
価格:1,518円 |
僕自身は1周しかやらなかったのですが、小学生の計算から載っているのでとても助かります!
また、先ほどの参考書と同じく段階を踏んでいるので、順番通りにやるだけで相当基礎が身につきます。
ぜひ、夏前の総復習で使ってみて下さい!
最後に
いかがでしたか。
計算問題は解き方を知り、何度も練習することが大事です!
計算問題は入試で必ず問われるので、しっかりと勉強をしましょう!
それでは!