かる@私学教員の勉強法ブログ

私学教員・元塾講師である私が中学生の勉強法について話します

【中学 数学】資料・データの活用、確率ってどのように勉強すればいいの?おすすめの参考書もご紹介!

 

こんにちは!かるぅです。


前回、数学としての勉強法をご紹介しました。

ですが、全体を考慮しており僕が伝えたいことを全部伝え切れた訳ではありません。

そこで!


今回から数学の単元別に勉強法を話していきたいと思います!

今回はその最後の記事として「資料・データの活用、確率」の単元を解説していきます。

与えられた情報をしっかりと理解し、分析し、活用していくこの単元をどのように学習していくのか、この記事を読んでぜひ学んで下さい!

 

 

この単元では何を学ぶのか

資料・データの活用、確率の単元では、度数分布表などから情報を得てそれを活用したり、データを整理してグラフ化したり、確率を求めることなどを学習します。

他の単元とは違い難しい計算はなく、表や図を読み取る能力があれば問題を解くことが出来ます。

また、さいころやカード、くじ引きを使った確率の問題では(指標/全体)という形で表すだけです。

”データから読み取る”ということを意識して取り組みましょう。


では、具体的に何を学ぶのか見ていきましょう!


資料の分析と活用

中学1年生では表や図から情報を読み取ること学びます。

それが資料の分析と活用です。

ここでは資料の活用の仕方を学んでいきます。

例えば、度数分布表から相対度数や階級値を知ることが出来たりヒストグラムを書いたり出来ます。


また、最頻値や平均値だけでなく近似値や有効数字などの新たな表し方も習います。


データの分布・確率

中学2年では確率と今まで高校生で学習していたデータの分布について学習します。


データの分布では主に四分位数と箱ひげ図からデータの分布をみます。

1年生で習う資料の見方ができていればそこまで難しくありません。

箱ひげ図を書くことが定期テストなどで出題されるので、データを見るだけでないことも大事です。


確率ではあることがらが起こると期待される程度を数で表すことを習います。

いろいろなパターンがあるので、それぞれの求め方を確認しつつ演習をしましょう。


詳しくはこの先で話します!!


標本調査

中学3年では標本調査を学習します。

これは全体の一部分を調査して、その結果から全体を推測することをいいます。


現実のさまざまな調査で活用されていることもあり、身近に感じることができる問題もあります。

比例式の考え方とも似ているため、そこまで苦労しない単元です!

 

 

どのように勉強すれば良いのか

この単元は、問題集や過去問をしっかりやれば大丈夫です。

特に、過去問は大事で、傾向をつかめば対策も容易にできます。

自治体ごとにどのような問題が出るかは分かりやすいので、まずは過去問をやりましょう。


また、確率については入試対策の問題集をやるとよいです。

そこで必ずやるのは問題の種類を把握して樹形図や表を書けるようになることです。

確率はさいころやくじなどさまざまな問題がありますが、やり方としては3つくらいしかありません。

それらをしっかりと覚えましょう。


確率やデータの問題は一つの試験に1・2問ほどしか出題されません。

そのため優先度は低く、本格的に始めるのも夏休み以降でよいでしょう。

過去問を先にやった方が良いため、過去問を始める時期と同じですね。

 

 

おすすめの参考書

最後に、僕が使っていた参考書などを紹介します!!

参考書の選び方や自分に合った参考書が分からない方はぜひ参考にしてみて下さい!!


①過去問

まずは過去問からです。

僕が使っていたのは、とても有名な「声の教育社」さんから出ている過去問です。

 

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感想(5件)

これは7年分という大容量に加え、入試情報や応募状況、出題と傾向まで載せてくれています!

リスニングCDもついてくるので、法人でも個人でも問題なく使うことができます。

ただ、量が多いからこそ余白が少なくなり見づらいところもあります。

数学などは計算用紙を用意したり、少し大きめにコピーしたりしましょう。


②参考書

次に、演習のために使っていた参考書を紹介します。

まず一つ目は、くもん式です!

 

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感想(0件)

なんといっても、問題数の多さが魅力でしょう。

計算問題は1ページに20~25問くらいあります。

さらに、3段階に分かれているので何度か復習することもできます。


ただ、計算問題のみでないので、入試対策として使う参考書であることは忘れないようにしましょう。

 

 

最後に

いかがでしたか。

資料・データの活用、確率は出題頻度も低く後回しにしてしまいがちですが、理解しやすく、勉強の勢いを付けるためにもやるべき単元です。

まずは教科書の内容をしっかりと理解しましょう!

 


それでは!