かる@私学教員の勉強法ブログ

私学教員・元塾講師である私が中学生の勉強法について話します

【中学 数学】関数ってどうやって勉強すればいいの?おすすめの参考書もご紹介!!

 

こんにちは!かるぅです。


前回、数学としての勉強法をご紹介しました。

ですが、全体を考慮しており僕が伝えたいことを全部伝え切れた訳ではありません。

そこで!


今回から数学の単元別に勉強法を話していきたいと思います!

今回はその3つ目の記事として「関数」の単元を解説していきます。

ここから苦手になってしまう子が多いこの単元をどのように学習していくのか、この記事を読んでぜひ学んで下さい!

 

 

この単元では何を学ぶのか

関数の単元では、”ある量とそれにともなって変化する他の量の関係”を学んでいきます。

xの値が決まるとyの値もただ一つに決まるとき、yはxの関数であるといいます。

この時のx,yはいろいろな値を取るため、変数と呼ばれます。

与えられた情報を式で表して考えたりグラフで考えたりすることで学習を進めていく単元になります。


では、具体的に何を学ぶのか見ていきましょう!


比例・反比例

中学1年生では比例・反比例を習います。

関数がy=axの式で表されるとき、yはxに比例するといい、y=a/xの式で表されるときはyはxに反比例するといいます。

関数としての学習範囲は狭いですが、座標やグラフの書き方式の求め方を学ぶことになります。

これらはとても大事です!


また、それらを応用した文章題も出ます。

都立入試では問われにくいですが、都道府県によっては問題として出るでしょう。

このような問題のコツもいつか解説します!


一次関数

中学2年生では、一次関数を学習します。

一次関数とは、yがxの一次式で表されるとき、yはxの一次関数であるといいます。

また、その一般式はy=ax+bと表されます。


一次関数で大事なのはグラフから情報を読み取る力です。

グラフは直線になるので、座標と傾きを読み取ることができるように練習しましょう。

詳しい勉強法はこの先でも話します!!


二乗に比例する関数

中学3年生では、関数が二乗、つまり曲線になります。

そのため、傾きの読み取り方などが変わります。


一般式はy=ax^2で表されます。

一次関数と同様、座標や変化の割合を読み取り計算できることが大事です。

また、一次関数と同時に出題されることもあるので頭に入れておきましょう。

 

 

どのように勉強すれば良いのか

関数において必要なのは、グラフから要素を読み取る力です。

この力を育てるには、実際にグラフを書いてみることが一番です!!

入試でグラフを書かされることはほとんどありませんが、「書ける=解ける」であることは間違いありません。


具体的には、参考書を使うといいでしょう。

独学でやるのは難しいです。

その時にはなるべく教科書に近いものを選びましょう。

高校入試対策と書かれているものには実際の入試問題に近い問題が多く、グラフを書いてみることができません。

定期テスト対策と書かれているものを選ぶと良いですね。


また、この勉強を始めるのは学校か塾で二次関数を学習してからにしましょう。

出題頻度が高いのは一次関数・二次関数・融合問題ですので、3年生になるまえに始めようとしても半分以上分からないことになります。

 

それではもったいないし、夏からでも問題なく間に合います。

また、入試対策はまた別にあるので、夏明けからそれを実践出来れば十分です。

 

 

おすすめの参考書

最後に、僕が使っていた参考書などを紹介します!!

参考書の選び方や自分に合った参考書が分からない方はぜひ参考にしてみて下さい!!

 

①過去問

まずは過去問からです。

僕が使っていたのは、とても有名な「声の教育社」さんから出ている過去問です。

 

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これは7年分という大容量に加え、入試情報や応募状況、出題と傾向まで載せてくれています!

リスニングCDもついてくるので、法人でも個人でも問題なく使うことができます。

ただ、量が多いからこそ余白が少なくなり見づらいところもあります。

数学などは計算用紙を用意したり、少し大きめにコピーしたりしましょう。


②参考書

次に、計算練習のために使っていた参考書を紹介します。

まず一つ目は、くもん式です!

 

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感想(0件)

なんといっても、問題数の多さが魅力でしょう。

問題は1ページに20~25問くらいあります。

さらに、3段階に分かれているので何度か復習することもできます。


ただし、入試対策として使う参考書であることは忘れないようにしましょう。

 

 

最後に

いかがでしたか。

実際にグラフを書くのは勉強としてももちろん、試験を効率良く解くためにも必要な力です。

グラフの概形を意識しておきましょう。


また、書くことは図形にも応用できるので、それに関しては来週の記事をご覧下さい!

 


それでは!